【①智慧の燈火プロジェクト】

日本は、世界に誇ることのできる世界一を数多く抱えています。単一国家として約2700年(125代続く天皇制)の世界 最古の国であり、世界一の長寿国でもあります。そして、もう一つの世界一、それが長寿企業大国です。創業100年を超える企業は約30,000社、更に200年企業は約3,000社、1000年を超える企業は11社と、どれも世界の半数以上が私たちの生まれ育った日本にあるのです。

多くの困難を乗り越え、受け継がれてきた長寿企業ですが、その知恵は全く残されておらず、社史以外には 書籍も 30冊程度と乏しく、伝えていく場もないのが現状です。

それは一体何故なのか。調べていく上で3つの課題に着地しました。

1つ目は信用。長寿企業が何より大切にされているのが信用であり、信用のない企業、友人からの推薦・紹介がない企業との取引は慎重に行い、またメディア側が自由自在に取り上げる内容を決めることを善しとしないこと。

2つ目は謙虚な経営姿勢。「長く続けられただけであり、我々が皆様にお伝えするほどの知恵はありません。」と常に身は低く、周りを立てられていること。

3つ目は急拡大・急成長を求めないこと。長寿企業のうち80%を超える企業は売上10億円以下(売上3億以下は全体の2/3)であり、従来のメディアで大々的に広告展開やプロモーションを行わず、地域や街、お客様への貢献を第一と考えていること。

この3つがあるからこそ、世界中の長寿企業の半数以上が日本にあるにも関わらず、その知恵が遺されていなかったと推測しています。

「信用を護り、地域と人に貢献し、時代と共に伝承と革新を続けながら、“身の丈経営”を貫く。」

長寿企業、一社一社では異なるものの、それぞれに秘められた知恵。

これは資本主義時代における利益第一主義や理論・法則による経営手法(MBA理論)とは異なる、信用第一主義、それぞれの企業が唯一無二の道を見出す独自の経営手法が背景にある、と確信しました。

この長寿企業の知恵を、次なる世代・時代へと遺し継承していくことこそが、 22世紀ひいては23世紀にむけて必要不可欠であると感じ、「智慧の燈火プロジェクト」を発足いたしました。これは、創業100年を超える長寿企業が持つ唯一無二の〝ものがたり〞。その中に秘められた哲学・文化・歴史観を発掘していく「日本が誇る“世界遺産”の発掘プロジェクト」です。

4つのメディア

1)番組Story〜長寿企業の知恵〜

長寿企業が持つ唯一無二の”ものがたり”を映像にて遺し、これまで語られることのなかった、“トップ・先代の想いや哲学、文化、歴史”を伝えていきます。
ホームページや会社概要には出てくることはない一面を発掘します。

2)フォーラム「地方創生経営者フォーラム〜伝燈と志命〜」

長寿の知恵は万代の宝であり、長寿企業の知恵は地域、日本、そして世界の財産です。
これまで、明らかにされることのなかった長寿企業の知恵を、各地域の銀行・新聞社・テレビ局、そして自治体・商工会議所の皆様と”共に”発掘し、その知恵を地域の価値向上へと活かす”土台”を築き、地域活性化・地方創生に貢献します。
地域に根ざした企画として、全国各地での継続開催の仕組を構築してまいります。

3)雑誌「一燈照隅」

天台宗の開祖として知られる僧・最澄は「一燈照隅 万燈照国(いっとうしょうぐう ばんとうしょうこく)」、歴代首相の指南役を務めた安岡正篤は「一燈照隅 萬燈遍照(いっとうしょうぐうばんとうへんしょう)」という言葉を遺しました。
最澄は、一隅を照らす人が増えていき、万のあかりとなれば、国全体を照らすことが出来る。正篤はあれこれ論じるよりもまず自分がいる場所を明るく照らせる人間に、という意味を込めたと言われます。
この書物が一隅を照らすことができるように、手に取っていただいた方の燈火となるように。
そして、遺されていく長寿企業の知恵が100年先、1000年先に必要とされるものとなるよう、想いを込めて創刊していきます。

4)ウェブ「燈火サイト」

目的は(1)~(3)メディアでのコンテンツを載せることではなく、長寿企業の“ものがたり”を各社毎に築き、次の世代まで遺せる仕組みを構築することです。
1回の取材で終わることなく、チエノワ独自に長寿企業の活動を取材し、唯一無二の“ものがたり”を継続的に遺すべく、日々積上げています。
ものがたり創造は継続していかねば価値はなく、続けられる仕組みをウェブサイトに築いていきます。

燈火コラム

コラム導線文言

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【②周年記念プロジェクト】

智慧の燈火プロジェクトを進めていく中で、
『来年○○周年を迎えるのですが、何かアイディアを頂けませんか?』というご相談を多々頂きます。
その声を更に深掘りしていくと、3つの理由がありました。

1)そもそも設立○○周年を、社長や幹部、社員に覚えられていない!
2)社長や幹部を含め、『周年企画をやろう』と声がけはするものの、全く本気ではない!
3)記念プロジェクトチームは各部署からの寄せ集めであり、懸けられるリソースがない!

だからこそ、10年前の前例をもとに、ほぼ同じことを実施することが多く、周年記念企画を実行する目的が不明確であるからこそ、可もなく不可もなく、イベントや発刊物で終えてしまう。

周年記念という祝い事にケチ(次回への改善提案)を行う人はおらず、また改善案をあげても次の開催(10年後)まで実施されないためにノウハウも貯まらず、周年記念企画という”打上げ花火(一発屋)”で終わってしまうのです。

そこで、私たちは「周年記念企画とは、次の10年を歩んでいく道標である。」と定義しました。

そのためには会社を立ち上げた創業者の想い(創業の精神)を今一度学び、その中から、会社としてのミッションとビジョンを見つめ、改めて社内外へと発信していくことが必要不可欠であり、

その過程の中に

・10年後のありたい姿(スターポジション)
・それに向かうべく道標(スターロード)

を見出していくべきだと考えています。

1)社長(幹部)が本気であること。
トップが本気ではなければ私たちが定義する道標にはならず、お互いにとって時間が無駄になってしまうため。

2)周年の1年間のためではなく、次の10年間に向けての企画であること。
あくまで周年記念は次の10年間の出発点(キックオフ)であり、目指すべき10年後へと追いかけていくことが必要不可欠だと感じているため。

3)会社を善き方向へと変えたい!という想いを持つメンバーがいること。
たった一人でも良いですが、この想いを持つ仲間がいなければ、道標を築いていくことは難しいため。

上記3つの全てに当てはまらなければ私たちがお役立ちすることはできませんが、
創業の精神を基に、次なるビジョンへの道標を築いていくことで
時代と共に社長が変わり、善きことだけではなく悪しき事(艱難辛苦)も訪れる中、原点に立ち返り、仲間(メンバー)と共に道を切り拓いていくことができる、と私たちは信じています。